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STORY
 
 桜内義之は夢を見た。夢に出てきた人物が誰なのかはわからなかったが、詳しく知ろうとは思わない。なぜなら、義之には他人の夢を強制的に見させられるという能力があるからだ。いつものことだ、と思いながら目覚めた彼は、ゆっくりとベッドから体を起こす。だが、時計を見て危機感を覚え、慌てて登校準備を始めた。そんな彼の部屋へ入ってきたのは、隣の家に住む朝倉由夢。姉の朝倉音姫がすでに家を出ているため、代わりに、料理の腕がそこそこな義之に朝食を作ってほしいという。とはいえ、時間に余裕はない。そこで義之は仕方なく、自分の手から和菓子を出し、由夢に渡した。それもまた、彼に備わっている能力のひとつだった。その後まもなく、2人は家を出て、満開の桜の中を駆けていく。その先に見えてきた風見学園校舎には、学園祭「風見祭」の開催を示す看板があった。
 自分のクラス、3年3組の教室に入った義之は、いつものクラスメイトたちに迎えられた。悪友ともいえる板橋渉と杉並に、それぞれの名前の苗字から「雪月花」と呼ばれる3人、雪村杏、月島小恋、花咲茜。杏や茜は、この6人で風見祭を回ることを提案。そんな彼らと風見祭を回りはじめた義之のもとへ、突如音姫が駆け寄ってきた。男女問わず人望が厚く、生徒会長として生徒たちを的確な指示でまとめる彼女だったが、義之に対しては「弟くん」と呼んで常に甘やかすという一面がある。今日も、風見祭運営の仕事を放り出さんばかりに、義之の面倒を見ようとしてしまうのだった。
 そんなことがありながらも、引き続き催し物を楽しむ6人。だが、楽しい時はあっという間に過ぎ、風見祭の終わりが近づいてきた。そんなとき、小恋が義之に「いっしょに来てほしいところがある」と告げた。彼女に連れられ、義之がやってきたのは……。